定率法とは

定率法とは、減価償却において毎年期首残額に対して一定割合ずつ償却する方法のことです。定率法における毎年の償却金額の計算方法(計算式)は次の通りです。

定率法の毎年の償却金額 = 未償却残高 × 償却率

※未償却残高とは期首帳簿価額を意味し、取得価額から前年までの償却費の合計額を差し引いた金額になります。
※上記償却率で計算した金額が、「期首帳簿価額/(法定耐用年数-経過年数)」を下回る場合には、償却方法を定額法に切り替えて、次の一定の金額を償却限度額とします。

なお、期首の償却残高がその年の償却金額以下の場合は、備忘価額(1円)まで償却することができます。

平成19年(2007年)3月31日以前に取得した不動産、固定資産については旧定額法、旧定率法で計算します。

関連用語: 定額法, 定率法, 旧定額法, 旧定率法
関連リンク: 減価償却資産の償却率表